【内見なし申込ってあり?】先行申込や先行契約との違いと注意点

内見なし契約はあり

お部屋探しの方法といえば、賃貸ポータルサイトなどネットからの情報を獲て、仲介会社に出向いてお部屋の見学に行き、気に入れば契約する。というフローが一般的です。
ところが、最近そのお部屋探しフローの中の、部屋の内見・見学を省略する「内見なし申込」をする方が増えてきています。

その理由やメリット・デメリットについてご紹介します。

なぜ内見なし申込が増えているのか

その理由の1つとして、ネット環境の充実があるでしょう。
ネットを利用するだけで多くの情報を得ることができるのです。
実際に現地に見学に行く理由として、周辺環境のチェックというのがありますが、グーグルマップのストリートビューを利用することにより周辺の店舗の状況などを確認することができます。
口コミ情報のあるマンションだと、お部屋の詳細もある程度わかります。
動画の設定があれば、間取りやおおよその雰囲気についても知ることができるのです。
ネット情報のみで必要最低限の情報を得ることができるので、あえて現地に足を運ぶ必要もなくなります。

見学なしで契約できるの?

お部屋に内見しないで賃貸物件にお申し込みをすることは可能です。

例えば、あなたが上京を予定しているとしましょう。
ネットで物件の写真を見て気に入った遠方の物件があるのだけど、部屋の内見の為にわざわざ東京に行くのは面倒・・・などと言った場合でも、見学なしで申し込みをすることができます。

ただ、内見なしの申し込みを公に受け付けている賃貸物件と、そうではない賃貸物件もあります。
公になっている場合は「先行申込」や「先行契約」を受け付けている場合です。
まず初めに「先行申込」「先行契約」とは何かをご説明します。

先行申込や先行契約とは?

「先行申込」や「先行契約」と言われる、貸主側が公に、内見なしの申し込みを受け付けている場合もあります。

先行申込とはその名の通り、内見前に先行して申込をすることです。
建築前の新築マンションや現在入居中のマンションなどで現在なんらかの事情で内見できないが、申し込みは受付しているという状態です。
先行申込の場合は、見学をして部屋のイメージが違った場合には、申込をキャンセルすることが可能です。キャンセル料もかかりませんので、申込者にとってリスクなく安心して申込をすることができます。

一方、先行契約の場合は要注意です。
先行契約とは、まだ建物が完成前の物件や入居中で見学ができない物件に、入居の契約をします。
先行契約は物件に内見をせず契約となるため、申込者のリスクは高くなります。
実際にお部屋を見て気に入らなかった場合のキャンセルができないからです。

なぜならば、契約締結後においては契約キャンセルとはならず、契約解除となるためです。
支払済の礼金なども返却されない場合が多いですし、短期契約の解除となるため違約金がかかる場合があります。
違約金は申込時の賃貸借契約書の特約事項に記載されていますので、事前に確認するとよいでしょう。

先行申込でない場合でも、内見なし申込が可能な場合もある

「先行申込」「先行契約」を公に行っていない場合でも、内見なしで申し込みが可能な賃貸物件もあります。

ただ貸主側からすると、申込後にイメージと違ったなどの理由で急に申込キャンセルになってしまうと面倒な為、内見なしでの申し込みは受け付けていない場合もあります。
そのため、内見なしを希望する場合は、一度希望の物件が内見なしでも申込が可能かどうかを仲介会社に相談してみるといいでしょう。
仲介会社店舗にも足を運ばなくても、申込書のFAXのやり取りだけで、申込を受け付けてもらえる場合があります。

見学なしでお部屋を決めるメリット

内見なしで部屋を決めるメリット
それでは、見学なしでお部屋を決める場合のメリット・デメリットをみてみましょう。

人気物件に決めやすい

条件の良い物件は、多くの方がチェックしているため、早く申し込みを行わないと、気に入っていた物件が他の人に物件をとられてしまう・・といったことが発生します。

例えば、あなたが水曜日にネットに見つけた物件が気になったとしましょう。
その物件は水曜時点では空室でも、休日の土日に内見を希望した場合、他の人が金曜日までに内見をして契約してしまったら、その物件には住むことはできません。

つまりは「内見なし申込」の場合は、気に入った物件を見つけた時点ですぐに申し込みができる為、その分条件の良いお部屋に入居できる可能性が高いというメリットがあるのです。
特に「先行申込」「先行契約」などを行っている物件は、人気物件であることが多いです。

時間の有効活用

2つ目の理由として、転勤などで引越しの回数の多い方の場合、引越しに対する慣れや忙しさのために内見時間の調整を行うのも難しい状況であれば、わざわざ現地に足を運ばないケースも多くなります。
転勤などの場合、遠方からのお部屋探しも多くなるため、現地までの交通費や休日のスケジュール調整を考えると、内見を行わず不動産会社との情報のやり取りのみで決めることが可能です。

見学なしでお部屋を決める注意点

見学なしでお部屋を決める注意点

それでは見学なし申し込みの注意点も確認してみましょう。

実物より写真が綺麗な場合がある

ネットにより多くの情報を得ることができますが、写真や動画による画像と実際に肉眼で確認したものとは異なります。
また、騒音や臭いに関する情報は、なかなか手に入りにくいのです。
自分の目で確かめないと、入居してから「こんなはずではなかった」と後悔する可能性も高くなりそうです。

部屋や周辺地域の情報不足

日当たり、ゴミ捨て場、物干しの有無、設備や水回りの状況、ネットやスマホの電波状況、さらに防犯面やプライバシーの確保など、見学により確認しなければならない情報が不足してしまいます。
また、周辺エリアの雰囲気や街灯の有無など治安面はネットではあまり得ることができません。

気軽なキャンセルはNG

申込のキャンセルは無料で行うことができるため、見学なしで申し込み後で気軽にキャンセルされる方も少なくありません。
取引とは人間関係に基づくものです。
良い取引を行うためにもしっかりとした情報収集をしてからの申し込みをオススメします。

まとめ

お部屋探しの時に現地の見学なしで決めてしまうメリットやデメリットについてご紹介しました。
ネットによる情報は、昔のような賃貸住宅の情報誌の間取り図程度の情報とは比べ物になりません。
たくさんの情報をもとに、現地を訪れることなく申し込みをすることもできるかもしれません。
ですが、お部屋に関してこだわりを持つ方は、現地に足を運ばれたほうが納得のお部屋探しができるかもしれませんね。

内見なし契約はあり