鉄骨造・鉄筋コンクリート(RC)・鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)のマンション構造を大解剖。防音性の違いもチェック!

騒音とマンション構造

日々の暮らしの拠点となる住宅。
できれば騒音などのストレスのない防音性の高い賃貸物件に住みたいですよね。
今回は物件情報に記載されている「木造」や「鉄骨造(S)」「鉄筋コンクリート造(RC)」「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)」などの各マンション構造の違いや騒音対策に優れた構造についてご紹介します。

木造

木造賃貸物件の2階建てや3階建てのアパートによくみられる木造構造。
木造とは、建物の主要な部分に木材を使用した建築構造のことです。
一般的に木造の場合は、主要な部分が木で建てられているため燃えやすく壁も薄く、騒音を防ぎにくいとされています。

木造の工法としては、大きく「在来工法」「伝統工法」「枠組壁工法」に分けられます。

  • 在来工法
    在来工法とは、柱・梁・筋交い(柱と柱の間に斜めに入れる補強材)などを軸に壁と共に耐力を生みだし、日本の家屋に多い工法です。
  • 伝統工法
    伝統工法は在来工法とそれほど変わらないのでが、太い柱や梁を組み合わせて耐力を壁に頼らない工法になります。
  • 枠組壁工法
    枠組壁工法とは、ツーバイフォーと呼ばれる床・壁・天井の6つの面に合板を使用して組み立てる工法で、耐震性が高いといわれています。

鉄骨造(S)

鉄骨造鉄骨造とは、木造における柱などの主要な材料を鉄製のスチールにした構造となります。
建物の軸が鉄なので木造よりは燃えにくいのですが、壁その他の部分は木造とそれほど変わらないので、やはり騒音を防ぎにくいです。
鉄骨造は小さなマンションなどに多くみられます。

鉄筋コンクリート造(RC)

鉄筋コンクリート鉄筋コンクリート造とは、圧縮する力に強く引っ張る力に弱いコンクリートと、引っ張る力に強く圧縮する力に弱い鉄筋を組み合わせたお互いのメリットでデメリットを補う構造です。
コンクリートなので火にも強く、壁も厚いため騒音にも強いといえます。
一方、重量が重いので、大空間が必要な建物や軟弱な地盤は苦手です。
一般的なマンションなどによくみられる構造です。

鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)

鉄骨鉄筋コンクリート造鉄骨鉄筋コンクリート造とは、鉄筋コンクリート造に、さらに鉄骨で補強を加えるという構造です。
鉄骨造と鉄筋コンクリートのメリットを兼ね備えるため、柱などのサイズを小さくしても耐震性に優れています。
鉄筋コンクリート造と同じく騒音に強く、さらに鉄筋コンクリート造が苦手としている大空間が必要な建物にも向いており、高層マンションにみられる構造です。

防音性に優れたマンション構造は?

建物の構造について簡単に説明しましたが、一般的に木造・鉄骨造よりも鉄筋コンクリート造(RC)・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)のほうが構造的に騒音を防ぎやすいといえます。
しかし騒音を防ぐ役割を担うのは壁です。
建物は鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造であっても、部屋の間仕切りの壁が薄ければ、隣の音が聞こえてくることはあるのです。
お部屋探しの際に壁を叩いてみて、ペチペチと音がすればしっかりコンクリートで壁が敷き詰められていることにもなります。内見時に確認してみましょう。

まとめ

騒音は住んでからだと、なかなか改善できません。
ストレスをためないためにも、お部屋探しの段階でしっかり防音対策がとられているマンションかチェックしておきたいですね。
まずは建物の構造を確認することから始めてみてはいかがでしょうか?

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